こんにちは。Yamapy☆です。
読書の秋ですね。
今回の記事はこんな方におすすめです。
・小説を読んでみたいけど何を選べばよいかわからない方
・お子さんをお持ちの方
前回分もぜひご覧ください。
前回分☞【おすすめ本】『夢と金』西野亮廣
◆前置き
今回は私のおすすめ小説をご紹介します。
2回目となる今回は、東野圭吾さんの『人魚の眠る家』です。
私は本を読むのがあまり得意ではないですが、本からでしか得られない知識や情報があるので、年に数冊は読んでいます。
基本的に読むのは自己啓発系や仕事に関するものなど、実益重視なものが多いです。
どう生きるか、悩みや自分の苦手なことをどう克服するかなど、仕事や人生に行き詰まった時に読むことが多く、先人の知恵をお借りしています。
◆東野圭吾さんとの出会い
小説はこれまでほとんど読んだ事がありませんでした。
小説を読んでる人は知的でカッコいいなと密かな憧れはあったのですが、誰のどの作品を選べばよいのか分からずスルーしてきました。
東野圭吾さんは映画やドラマの原作で名前をよく聞くので、有名な小説家さんということくらいのイメージでした。
東野圭吾さんの小説との出会いは、どこかの病院の待ち合いで本棚に置いてあった小説をたまたま手にしたのがきっかけです。
するとあまりの面白さに一気に世界に引き込まれ、続きが気になって仕方なくなりブックオフで書籍を購入したのです。
そこから東野圭吾さんにハマり、これまで6冊ほど読みました。
東野圭吾さんはミステリー作家のイメージが強いですが、社会的なテーマを取り扱った作品も多く作風は幅広いです。
それでは最近読んで感動した『人魚の眠る家』をご紹介します。
◆あらすじ
「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。
そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。
娘の瑞穂がプールで溺れた———。
病院で彼等を待っていたのは、おそらく脳死という残酷な現実。
回復の見込みがないと診断され、深く眠り続ける娘を前に一旦はある決断を下すが、娘との別れの直前に翻意。
医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。
狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。
◆感想
「子供の脳死」、「臓器提供」という重いテーマを扱った作品です。
日本の脳死判定における法律のことや、臓器提供のドナーがなぜ日本には少ないのか、アメリカに渡航して手術をするとなぜ億単位の莫大な費用がかかるのか。
初めて知る情報が多くいろいろ学びになりました。
小さいお子さんがいる方だと感情移入してしまって本当に辛いと思うし、自分ならどうするか考えさせられます。
臓器提供の意思表示は、15歳未満の子供の場合家族の承諾により提供が可能になるそうです。
果たして自分の我が子の死を認めて臓器を提供する決断ができるのか。
親の愛は人それぞれで何が正解というのは無いと思います。
読み終えて、余計に正解がわからなくなった気がします。
私も実際にそうなってみないとわかりません。
ページ数は多いですが、続きが気になってどんどん読んでしまいました。
終盤は怒涛の展開にハラハラします。
ネタバレになるので詳細は避けますが、冒頭のプロローグに出てくる少年が、本編では一切出て来ず物語が終了してしまうのが違和感でした。
何のためだったのかと思っていたら、本編終了後にエピローグがあり、そこがプロローグと繋がっていて見事な伏線回収!
まさかの展開でしたがこれ以上ない終わり方で胸が熱くなりました。
結末がわかっていて再度読んでも、こみあげてくるものがあります。
◆まとめ
おすすめ本『人魚の眠る家』でした。
まだ観たことはないですが映画化もされているそうです。
先に映像を観ると、そちらに引っ張られてしまうので、先に小説を読んで情景や人物を想像するのが私は好きです。
東野圭吾さんの作品は他にも多数おすすめがあるので、またこれからもご紹介していきます。
よろしければぜひ手に取ってみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
次回に続く☞【おすすめ本】『手紙』東野圭吾
Yamapy☆
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