父と一緒に酒を飲む夢を叶えるため、27年ぶりに実家に泊まった話

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自分や家族のこと
Yamapy☆
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こんにちは。Yamapy☆です。

2026年3月上旬。

妻と一緒に、父が一人で暮らす実家に泊まりで行ってきました。

私が子どもの頃は祖母が暮らしていた家。

2006年から仕事を引退した父がそこで暮らすようになり、早いもので20年になります。

父も79歳と高齢になってきたので、会えるときには会っておこうと思い、盆とGWには帰るようにしています。

ただ、いつもは日帰り。

今回は、1999年の8月以来に、その家に泊まることにしました。

そう考えると、27年ぶりになります。

「死ぬまでにやりたいこと」のひとつ

今回、泊まりで帰ろうと思ったきっかけがあります。

以前、自分が「死ぬまでにやりたいこと」を考えたことがありました。

その中のひとつが、

「父と一緒にお酒を飲むこと」

もちろん、これまでも父がお酒を飲んでいる場面は何度も見てきました。

でも、いつも日帰りなので、父と一緒にお酒を飲むことはありませんでした。

だったら、泊まればいい。

「いつかやりたい」なんて思っているうちに、できなくなるかもしれない。

後悔しないためにも、できることはできるうちにやっておこう。

そう思って、今回は妻にもお願いして一緒に泊まりで帰ることにしました。

 

父と一緒に昼ごはん

昼頃に実家へ到着。

まずは、いつも父と一緒に行く馴染みの飲食店へ。

この日は父がすき焼きをご馳走してくれました。

そして昼から熱燗を飲む父。

いつもの光景です(笑)。

今回は泊まりなので、私も一緒にお酒を飲みました。

父と酒を飲む。

今回の目的のひとつ、達成です。

父は嬉しかったのか、いつも以上によく喋っていました。

そんな父を見ながら、

「泊まりで来てよかったな」

と思いました。

 

今も元気な父

父は15年前、血液の癌になりました。

入院したり、抗がん剤治療を受けたり。

当時は家族としても心配しましたが、無事に回復。

今でも元気に過ごしています。

定期検査も以前より間隔が空いていて、順調そうです。

昔は食事にもいろいろ制限がありました。

生野菜や納豆など、食べてはいけないものがあり、それをちゃんと守っていました。

でも今は、

「いまさら我慢しても仕方ない」

と言って、好きなものを食べているそうです。

以前は週に何回か休肝日も作っていたけれど、今は休肝日も設けていないらしい。

お酒を飲まなくても検査の数値は変わらなかったそうです。

先が長くないことを自分でも分かっているからこそ、残りの人生を無理に我慢せず、自分の好きなように過ごす。

それでいいんじゃないかなと思います。

 

年齢を感じるところも増えてきた

もちろん、年齢を感じるところもあります。

歯が痛い。

腰が痛い。

耳も遠くなった。

でも、食欲はある。

お酒も飲める。

毎日外に出て、図書館で全ての新聞に目を通す。

馴染みのお店へ行って、ご飯を食べて酒を飲む。

そして畑をする。

夜は宅配の弁当を食べて、風呂に入り夕方6時には寝る。

こうしてみると、意外と健康的な生活をしています。

少なくとも、私には元気そうに見えました。

元気に過ごしている父の姿を見ることができて安心したし、素直に嬉しかったです。

 

父から初めて聞いた話

今回、泊まりで帰ったことで、いつもよりゆっくり話す時間がありました。

そこで、今まで知らなかった父の話をいくつも聞きました。

 

子どもの頃は人が苦手だった

意外だったのが、父自身の子どもの頃の話。

父は子どもの頃、集団に馴染めず、人が苦手だったそうです。

そして、

「自分は自閉症だったのかもしれない」

ということを話していました。

「親父もそういうことを考えるんだ」

と、ちょっと意外でした。

たぶん、新聞などを読んで、いろいろな情報を得ているんでしょうね。

 

仕事の話も初めて聞いた

仕事の話も、今まで知らなかったことがありました。

最初に就職した繊維会社は自分には合わず、半年ほどで辞めたこと。

その後、定年前まで働いた会社へ転職したこと。

そんな話も初めて聞きました。

さらに、

「お母さんは、よく自分と結婚してくれた」

なんて話も。

そんなことを父の口から聞いたのも初めてでした。

 

父亡き後のことも話した

今回、泊まりで帰った目的はもうひとつありました。

父が亡くなった後のこと。

こういう話は、なかなか切り出しにくいものです。

でも、いつか必ず考えなければいけない。

お金のことについても、聞ける範囲で聞きました。

ただ、まだ具体的なところまで聞けていないこともあります。

やっぱり、なかなか勇気がいります。

 

父が亡くなったら、この家をどうする?

特に頭を悩ませるのが、この実家です。

父が亡くなった後、この家をどうすればいいのか。

このまま暮らすのは難しい。

かといって、リフォームしても私たちがここに住むわけではありません。

取り壊すにもお金がかかる。

そのまま持ち続ければ、固定資産税もかかり続ける。

じゃあ売ればいいのかというと、そもそも売れるのかどうかも分からない。

田舎なので、なかなか厳しい。

「どうするんだろうな……」

と考えてしまいます。

もしかすると、取り壊すこともできず、そのまま受け継いでいくことになるのかもしれません。

息子に引き継ぐわけにもいかないので、自分の代で何とかしようとは思います。

 

築年数だけじゃない。かなり傷んだ実家

久しぶりに泊まってみて、改めてこの家の老朽化を感じました。

畳の床は、歩くとベコベコに沈みます。

窓は隙間風だらけ。

セキュリティなんて、ほぼありません。

正直、

ここには絶対に住めない(笑)。

 

そして、お風呂。

シャワーが壊れていて、湯船に浸かることしかできません。

久しぶりに風呂掃除をしてくれと言われたので、掃除をすることにしました。

洗剤をつけたスポンジでゴシゴシ磨く。

磨いても、磨いても……

茶色い汚れが出てくる。

「どんだけ汚れてるんだ……」

結局、頑張って掃除はしたものの、私たち夫婦はお風呂は遠慮しました(笑)。

 

昨年、やっとエアコンを付けた

父の家には、昨年ようやくエアコンが付きました。

夏の暑さで弱っているのに、ずっと扇風機だけで過ごしていた父。

さすがにそれを見かねて、みんなで説得してエアコンを付けることになりました。

これまで、よく扇風機だけで過ごしていたなと思います。

 

田舎の夜は寒い

父は夕方6時には寝ます。

早い(笑)。

そして、ラジオを大音量で聴きながら寝るのが日課らしい。

これが……

めちゃくちゃうるさい(笑)。

そして3月の夜は、まだまだ寒い。

暖房をしばらく付けて、持参した布団にくるまりながら寝ました。

それでも寒い。

家が隙間風だらけで、断熱なんてほとんどないので、なかなか部屋が暖まりません。

布団に潜り込み、寒さとラジオの大音量に耐えながらなんとか眠りました。

翌朝。

ラジオの大音量の中、目を覚ましました(笑)。

風邪をひかなかったのが幸いです。

 

田舎にいると、時間がゆっくり流れる

今回、泊まりで田舎に帰ってみて、不思議な感覚がありました。

時間がゆっくり流れている。

普段の生活と比べると、明らかに時間の進み方が違う。

最初は、

「なんでこんなにゆっくり感じるんだろう?」

と思っていました。

でも、しばらくして気付きました。

何もないからだ。

家の中にはテレビもありません。

外に出ても、娯楽らしい娯楽はほとんどありません。

日の入りとともに寝て、日の出とともに起きる。

それだけ。

でも、それってある意味、人間本来の生活なのかもしれません。

普段はスマホを見て、テレビを見て、仕事をして、いろいろな情報に囲まれて生活しています。

ここには、それがない。

だから時間がゆっくり流れているように感じるのかもしれません。

 

疲れたら、ここに来ればいいのかも

「たまには、ここに来るのもいいな」

と思いました。

仕事や日常生活に疲れたら、何もない田舎に来て、何もせず過ごす。

それだけで少しリセットできるのかもしれません。

ただ……

住むとなると話は別。

過疎化が進み、人口減少も止まらない。

買い物や病院など、生活する上で不便なことも多い。

そして何より、

冬は寒い(笑)。

やっぱり、住むには厳しいかな。

 

父には「マイルール」がある

翌朝、父の朝食を見ていて、ちょっと面白いことに気付きました。

父は毎朝、

  • コーヒー
  • バナナ
  • ロールパン

と決めているらしい。

そしてコーヒーにもこだわりがあります。

まず、お湯でカップを温める。

そして140mlをドリップ。

「コーヒーは温かくないとまずい」

と言います。

しかも、コーヒーを飲むのは朝だけ。

お酒を飲むのは昼だけ。

店でビールを飲むときは、量が決まっているから瓶ビール。

なんというか……

マイルールがしっかりしている(笑)。

でも、なんかそのこだわりがカッコいいなと思いました。

誰かに決められた生活ではなく、自分で決めたルールを守りながら毎日を過ごしていました。

 

一人暮らし20年。父には父の生き方がある

母が亡くなったのは28年前。

そして父は、20年前からこの家で一人暮らしをしています。

以前から、

「一人で寂しくないのかな」

と思っていました。

でも、今回泊まりで父の生活を少しだけ見ていて、なんとなく分かった気がします。

父は、

自分の好きなことをする。

自分の好きなものを食べる。

自分の好きな時間に寝る。

誰にも邪魔されず、自分のペースで毎日を繰り返す。

それが父には合っているんだと思います。

寂しいとか、寂しくないとか。

そういうこととは、また少し違うのかもしれません。

「自分の人生を、自分の好きなように生きている」

そんな感じがしました。

 

そんな生き方も、ありだなと思った

父の生活を見ていて、

そんな生き方もありだな。

と思いました。

毎日何か特別なことをするわけでもない。

朝は決まったものを食べて、新聞を読んで、昼には馴染みの店で酒を飲む。

畑をして、夕方になったら寝る。

それを無理なく繰り返す。

派手さはないけれど、自分の好きなことを、自分のペースで続けている。

それもひとつの幸せなのかもしれません。

 

あと何回、父の話を聞けるだろう

父と会うと、毎回のように同じ話を聞かされます。

「その話、前にも聞いたよ」

と思うこともあります(笑)。

でも今回、ふと思いました。

この話を、あと何回聞けるんだろう。

そう考えると、同じ話をされることも、そんなに嫌ではなくなりました。

父がいつまで元気でいてくれるのかは分かりません。

だから、会えるときには会っておきたい。

話せるときには話しておきたい。

そして、父がどんな人生を歩いてきたのか。

どんなことを考えて生きてきたのか。

今回聞いた話も含めて、できるだけ覚えておきたいと思います。

お昼は妻の手料理をいただきました。父も美味しいと喜んでくれました。

 

田舎に泊まって、父と酒を飲んだ

今回の帰省は、ただ実家に泊まっただけ。

父と一緒に酒を飲んで、ご飯を食べて、いろいろな話をしました。

ボロボロの家で寒さに耐えながら寝て、朝は大音量のラジオで起こされました。

でも、たぶんこういう時間こそ、後になって思い出すんだろうなと思います。

「父と酒を飲む」

という、死ぬまでにやりたいことのひとつも達成できました。

そして、父から今まで聞いたことのなかった話も聞くことができました。

今回、泊まりで帰って本当によかったです。

また、できるだけ泊まりに行こう。

今度はもう少し暖かい季節に(笑)。

父と過ごしたこの時間を、忘れないように。

そう思って、今回のことをブログに残しておきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

Yamapy☆

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