悪性の癌と転移1 〜二度目の入院と手術〜

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Yamapy☆
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こんにちは。Yamapy☆です。

「悪性の癌と転移」シリーズが始まりました。計5回の第1回です。

悪性の大腸がんと診断された私は、二度目の入院と手術を経験しました。

前回までのシリーズもぜひご覧ください。

前回分☞【癌の診断を受けるまで6 〜癌の受容と周囲の反応〜】

◆入院までの様子

 1回目の手術以降の体調はすこぶる元気で、自覚症状がまるでないので悪性の癌と言われているのが信じられない状態でした。

入院前日までは普通に仕事をして、入院したらしばらくお酒も飲めなくなるので毎日晩酌していました。

そしていよいよ二度目の入院の日になりました。

 

◆二度目の入院

2022.12.16

入院の日です。

今回は入院予定期間が10日と長く、前回よりも憂鬱でした。

手術も大変そうですし、精神的なストレスが大きく、妙にイライラしてなかなか準備がはかどりません。

予定時刻に30分ほど遅れて病院に到着し、入院しました。

その日の夕方、医師から妻と一緒に手術の説明を受けました。

腹腔鏡という手術でお腹を5箇所切り、大腸の病変を10cmほど切除し、腸と腸を繋ぎ合わせるという手術みたいです。

腸がうまく繋がらなかったら命の危険に関わるので、緊急で開腹手術をすることや、人工肛門になる可能性があることなど万が一のことを聞かされ、一層ナーバスになります。

 

◆手術当日までの様子

2022.12.17 

夜、手術前の最後の晩餐です。

消化の良い胃に優しすぎる食事でまったく足りません。

今は食事ができることに感謝です。

早くビールが飲みたい🍺

 

2022.12.18

朝から点滴になり、しばらく絶食です。

昼に下剤を飲み、お腹を空っぽにします。

今回の下剤はマグコロール酸でしたが、4倍濃縮されており30分で飲み切るように言われました。

味がとにかく濃くてあまりの酸っぱさに悶絶しましたが、尿道に管を通す痛みに比べたら屁みたいなもんです。

気合いで飲み切りました。

シャワーも浴び、いよいよ明日が手術です。

※入院して3日目でスマホの残ギガを使い果たしてしまい、通信が恐ろしく遅くなりました。

病院はWi-Fiが使えないので、入院する際はお気を付け下さい。

 

◆手術当日

2022.12.19

ついにこの日が来ました。

同部屋の患者さんのいびきがうるさく、なかなか眠れませんでした。

ちょうど深夜にサッカーワールドカップの決勝戦をしていたので、少しテレビで見たりして、どうせ手術中に寝れるしいいかと開き直りました。

手術室に移動するまでの待ち時間は、気持ちを落ち着かせるために音楽を聴いていました。

Mr.Childrenの「生きろ」とRADWIMPSの「大丈夫」を聞いて心を落ち着かせます。

こういう時はストレートな安心できる言葉が響きます。

 

時間になり、手術室に移動します。

到着した手術室は、ドラマで見るような光の眩しい部屋でした。

 

ベッドに横になり、背中に麻酔の注射を打たれます。

ただただ痛みに耐えます。

次に口に呼吸器を付けます。

そこから記憶がありません。

 

◆手術が終わって

・・・・・・・・・・

目を覚ました時には手術が終わっていました。

約4時間弱の手術だったようです。

すぐにもとの病室に戻されます。

体中に機械と器具が繋がれています。

おむつを穿かされ、おむつに血の跡がついています。

 

手術の日だけは家族の面会が許され、妻と妻の母が病室に駆け付けてくれました。

とりあえず意識は戻りましたが、手術は成功したのか、お腹は今どういう状況なのかが全く分かりません。

妻に状況を確認すると、無事に手術が成功した事「よくがんばったね」と労いの声をかけられ、ようやく状況が理解できました。

安堵感でいっぱいになり、緊張の糸が切れた様に涙が止まりませんでした。

自分でも驚くくらい泣きました。

正直とても怖かったので、手術が無事に成功して生きててよかったと思いました。

その後、妻の母も病室に顔を出しに来てくれたのですが、私があまりに号泣していたので驚かせてしまいました。

 

術後は呼吸器を付けていた関係で喉が痛くて声が出せず、38℃台の発熱もありました。

術後に熱が出るのはよくある症状らしいです。

自分が思っている以上に相当な心理的ストレスがかかっていたことを自覚し、よくがんばって乗り越えたと自分を労いました。

次回に続く☞【悪性の癌と転移2 〜二度目の術後の経過〜】

Yamapy☆

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